タレントの高田純次(68)が、テレビ朝日の散歩番組3代目に決まった。高田はそのゆるさとテキトーぶりがバカ受けして、バラエティ番組に引っ張りだこ。「平成の無責任男」などと呼ばれ、ひょうひょうとした魅力が人気をよんでいる。
高田が引き受けたのは、06年にスタート、12年に惜しまれて終了した故地井武男の「ちい散歩」の後番組。地井の後釜として、加山雄三の「若大将のゆうゆう散歩」が放送されてきたが、9月いっぱいで終了する。その後任として高田の起用が決まったのだ。
「そもそも歩くのが嫌い、散歩なんてしたこともない加山をキャスティングしたのに無理があった。市井の人々にまるで興味のない加山がよく3年も続けられたと思う。加山は地井さんのような腰の低さを持ち合わせていなかったため、常に上から目線でひとり水戸黄門状態だった」(芸能ライター)
今回は人選に時間をかけたという。高田の対抗馬として、西田敏行というプランもあったが、多忙すぎる役者業がネックになり、見送られた。そこで、バラエティ番組中心でスケジュールのとりやすい高田に白羽の矢が立つことに。
高田といえば、3年前からBS12ch(トゥエルビ)で「高田純次のアジアぷらぷら」を週1で担当。同番組は高田が日本人代表として各地をリポートする旅番組だ。甚平を着て登場、土地の名物に舌鼓をうち、ダジャレを連発。オヤジギャグで笑いを振りまくのだ。ナンパ相手が娘の同級生だったという逸話の持ち主だけに、女性相手だとますます口は滑らかになる。
「高田は1月に椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の手術を受け、長年の腰痛も完治した。健康面での問題はありません。笑わせるために進んで脱いだりするし、下着1枚になるのもいとわない芸風も健在だ。放送する時間帯にお得意の芸はそぐわないだけに、求められる以上のものを出してしまうサービス精神が首を絞めなければいいのですが‥‥」(女性誌記者)
はたして、新たな芸風開眼となるのか、見ものである。
(塩勢知央)