9月14日に最終話が放送され、視聴率11.5%を記録したフジテレビ系月9ドラマ「恋仲」。数字的には成功とは言えなかったが、終了して2週間経つ今も、ヒロインを演じた本田翼のモノマネがされるなど、注目を浴びた作品となった。
「芸人にネタにされたり、18日に行われたKis-My-Ft2のライブでは、MCで『恋仲』のファンという千賀健永が『あおい~』と本田さんのマネをし、会場を沸かせました。本田さんの演技は『下手過ぎて話が入って来ない』などと言われましたが、最終回ではそれを逆手に取ったかのように一部を生放送にしたことで『大丈夫か?』と注目され、結果、視聴率を上げましたね。9.8%でスタートし、全10話の平均視聴率は10.8%。話題にもなりましたし、スタッフは『月9史上最低』と言われた『婚カツ!』(2009年)の10.6%を超え、安堵したようですよ」(芸能関係者)
本田や主演の福士蒼汰の演技が低調な中、吉田羊の演技が光っていたが、もう一人、安定した演技を見せていたのが、主人公の親友役を演じた太賀だ。ドラマ関係者が語る。
「彼は現場でのムードメーカーでしたし、シリアスなシーンもコミカルなシーンも、きっちり演じ分けていて、安心して観られました。
芸歴9年の22歳で、数々の舞台やドラマに出てきた経験がものをいってますね。
彼は俳優・中野英雄さんの次男ですが、他の二世とは少し違い、いわゆる『ゴリ押し』は一切されていません。デビュー時から小さな役を何度も落ちながらオーディションで勝ち取ってきました。それが評価され、今回のような配役になったんです。舞台稽古中は、朝4時半に起き、1時に寝る生活で、休みは一日中、寝ているそうですよ。今後が楽しみな役者さんですね」
中野もツイッターで「明日から放送 月9 恋仲」と宣伝するなど、父親にも応援されている太賀。今回の好演で、今後、ドラマで彼を見る機会が増えることだろう。
(中村葵)