剛力彩芽が主役を務める「レンタルの恋」(TBS系)の視聴率が爆死続きだ。0:10スタートの深夜ドラマとはいえ、4話放送時点での平均視聴率は1.8%に過ぎず、1:29スタートの「住住」(日本テレビ系)にすら僅差で負けている始末。決して数字を持っているとは言い難い剛力だが、この惨敗ぶりはちょっと異様だ。テレビ誌のライターも首をかしげる。
「深夜ドラマの出演が続いている剛力ですが、15年4月期の『天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-』(テレビ朝日系)は平均6.1%と好調で、昨年7月期の『グ・ラ・メ!~総理の料理番~』(テレビ朝日系)も5.6%と健闘しました。昨年4月期の『ドクターカー』(日本テレビ系)こそ3.5%に沈みましたが、それでも今作よりはマシ。なぜ『レンタルの恋』がこれほど一人負けしているのか不思議ですね」
まさか今年に入ってから剛力ファンが急に減ったわけでもなかろうに、この変化はどうしたことか。その理由は共演者にあると指摘するのは女性誌のライターだ。
「ドラマ好きの女性にとって重要なのはどんなイケメンが出演しているか。『天使と悪魔』には40代イケメン俳優の代表格である渡部篤郎さんが、『グ・ラ・メ!』にはいま『カルテット』で注目度上昇中の高橋一生さんが出演していました。それに対して『ドクターカー』には中村俊介さんが出演していたものの、メガネでマザコンという役が女性の共感を得られなかったのかもしれません。そして今回の『レンタルの恋』では、本人には申し訳ないですが、太賀さんでは女性を惹きつけることは難しいでしょうね」
その太賀はベテラン俳優・中野英雄の次男で、演技の上手さは折り紙付き。本作でもコミカルで達者な様子を見せているが。しかし今作では視聴率対策用のイケメンを一人起用して、大賀の演技でサポートするという座組を組むべきだったかもしれない。今回の低視聴率には制作サイドの責任も免れなさそうだ。
(白根麻子)