「芸能界のご意見番」の異名を取る和田アキ子が最近、数々の舌禍で不興を買っている。10月25日には冠番組「アッコにおまかせ!」(TBS系)にて、42歳も年下の元NMB48・山田菜々に対して生放送中にダメ出しを行い、若手イジメが過ぎると非難の声があがっているのだ。
この日は“一度は言ったことがあるダジャレ”をテーマに、そのベスト5を出演者が回答。スピードワゴンや小島瑠璃子らが回答するなか、山田が「本田さんの本だ!」と答えると、和田は山田をニラみつける鬼の表情だ。しまいには「生放送って分かってるよね?」と釘を刺したのである。このシーンを観たテレビ誌ライターが語る。
「ここでは勝俣州和が“サイは臭い”という明らかな不正解を口にするも、勝俣を可愛がっている和田は『それは難しい』と軽く流しただけ。ホリプロの後輩である小島瑠璃子にも厳しい態度はとらない一方で、山田にだけは先輩風をビュービュー吹き付ける有様です。イジメやすそうな相手にはとことん居丈高に出る和田らしさが表れていましたね」
ひと昔前ならこんな姿も、若手を可愛がっているとして大目に見られていた和田。だが最近は、その大人げない態度があまりに見え見えで、65歳の今となっては老害との声も出始めている。前出のライターが解説する。
「ここ最近でも、宇多田ヒカルの出産報告を“新曲のプロモーション”とコキ下ろしたり、不仲を囁かれた川島なお美の訃報に際しては完全スルーを決め込むなど、非常識な態度を連発。極めつけは、片岡愛之助から携帯電話の番号を変えたという連絡がないことに対して、『もう電話しない』と怒ったという件です。歌舞伎界の名跡を相手に、一体何様だという声が各所からあがりました」
いくら和田が、老舗の大手芸能事務所ホリプロの筆頭格だとしても、江戸時代から続く伝統を誇る名跡・片岡愛之助とでは、格が違うというもの。そんな愛之助を単に芸能界の後輩として扱う和田の態度は、歌舞伎界の伝統を尊重していないのと同然だろう。
そんな“裸の王様”状態の和田が君臨する「アッコにおまかせ!」は、この10月には放送30周年を迎えた。「笑っていいとも!」(フジテレビ系)の31年5カ月を抜くまでは続けるという観測もあり、最低でもあと1年5カ月は和田の毒舌を聞かせられることになりそうだ。
(金田麻有)