フリーアナウンサーの生島ヒロシが64歳にしてシェイプアップに成功。体重9.1キロ減、体脂肪率6.2%減というコミット感あふれる肉体をテレビCMで披露している。だが、そのCMを見た女子からは、「以前のほうがコロコロしてて可愛かったのに‥‥」という否定的な声があがっているというのだ。女性誌のライターが解説する。
「生島さんは特徴的なメガネ姿と髪型、そしてその独特な声から、ゆるキャラ的な存在として女性視聴者の好感度は高かったんです。それが激ヤセした肉体美を見せつけ、果てはガッツポーズまで繰りだしたことで、妙にギラついたオジサンに変わってしまいました」
せっかくダイエットしたのに散々な言われようだが、実は生島と同様に肉体改造に励んだものの、女性からのウケがかえって悪くなった例はほかにもあるという。その原因は見た目の変化だけでなく、本人の心境の変化にもあるというのだ。女性誌ライターが続ける。
「男性にとっての筋肉美は、女性にとってのメイクと一緒。異性にモテるために頑張っているように見えて、実は同性の目を気にしているんですね。ゴテゴテメイクの女性を好きな男性が少ないのと同様に、ムキムキの男性を好きな女性も少数派。しかもモリモリの筋肉をアピールされたりしたら大抵の女性は引いちゃいますね」
筋肉美を目指していた男性にはグサリと刺さる言葉だが、女性の派手メイクと一緒という説明には納得してしまう面もある。とは言え、体を鍛えることは健康にもいいし、生島のように結果にコミットしたいと思っているオジサンも少なくないはずだ。
「そんな人は細マッチョを目指すといいんじゃないですか? 服を着ているとわからないけど、脱いだらスゴイという体なら女性も好きなはず。とにかく、筋肉をつけすぎないほうがいいでしょうね」(前出・女性誌ライター)
いや、まさに生島ヒロシはそういう肉体を目指していたはずなんだが‥‥。女性の好みというのはわからないものだ。
(白根麻子)