さて、ヘアケア対策の中には、日常生活の中でさりげなくできるものもある。
【10】髪形は、「いつも同じ」か「分け目を変える」のか?
「正解は髪形を変える、です。分け目というのは髪の毛を分ける時に変に力がかかっている。そのため、やはり分け目から抜け毛が目立ってきます。最近は男の人でも髪の毛をポニーテールのように束ねている人が増えていますが、どうしても生え際が後退してきます。いつもは7:3分けの髪を6:4に変える。イメチェンで分け目を反対にするのもお勧めです」
毎度同じルーティーンはラグビー日本代表の五郎丸だけで十分。こと髪形にはいつもと違う刺激が必要なのだ。
頭皮に栄養を運ぶのは血液だが、運動するなら、
【11】「ストレッチ」と「逆立ち」のどっちが効果的?
「倒立して頭に血が上っても頭の中の血管に血が行くだけで頭皮の血流がよくなるかは微妙です。頭を床につけての三角倒立は絶対によくありません。むしろ肩こり体操など、肩回りのストレッチをしてコリを取り、首から上の血行をよくするほうがいいでしょう」
常に、よどみない血流を心がけることが大切だ。
続いて、どちらも抜け毛の2悪と言われるのが飲酒と喫煙だが、
【12】「お酒の飲みすぎ」と「タバコの吸いすぎ」ではどっちが悪い?
「お酒を飲むと血行がよくなり、肌が赤くなります。が、これが髪の毛にプラスに働くかどうかは微妙なところです。反対にタバコを吸うと、血管をキュッと縮める作用があります。つまり、血行が悪くなるので絶対によくない。どちらかといえば、タバコのほうがよくないでしょう」
ヘアケア生活の最後は、現代病のストレスについて。
【13】「便秘」と「睡眠不足」は、どっちが悪影響を与える?
「便秘と抜け毛には直接的な関係はありません。反対に睡眠が足りていないと免疫力も体力も足りなくなるし、何よりストレスにもつながる。それに、寝不足のまま起きて頭をボリボリかく行為もよくないですね」
ドーモすいませんと、朝から謝っても意味なしだ!