11月5日の朝、俳優・岡田義徳の自宅マンションで左手首を切り、救急搬送された田畑智子。当初、テレビ等では「自死未遂」と報じられたが、田畑の事務所が「包丁でカボチャを切っていて手が滑った」と否定。田畑の母親も「本人はピンピンしている」と「自死未遂」を否定する証言を出している。
案の定、ワイドショーはじめ雑誌、ネットニュースでも報道合戦が加熱しているが、騒動後の田畑を「温かく見守ってあげたい」と考えるマスコミ関係者が増えているという。
「この騒動について『真相を追及しないほうがいいのでは』といった意見が何人かから出ましたね」
こう語るのは、在京テレビ局でワイドショーを担当するディレクターである。
「流血して搬送された事実だけでも彼女の精神的ショックは計り知れません。仮に騒動の真相が『自死未遂』だった場合、田畑さんをより深くつらい目にあわせることになる。そんな意味で、僕もこの騒動を報じるのにあまり乗り気じゃありません」
田畑と岡田の「交際発覚」も加わった今回の騒動。マスコミ的には話題性十分だが、社会常識として「そっとしておくべき話」なのは間違いない。
(白川健一)