モーニング娘。の卒業生がなかなか活躍できないなか、ブログが炎上するなどバッシングを受けながらもしぶとく生き延びている矢口真里。11月27日放送の「『ぷっ』すま」(テレビ朝日系)では、そんな矢口のプロ意識が発揮されていた。
この日の放送では新日本プロレスの道場を訪れ、レスラーの技を体験することに。リングに上がった矢口は正面からモンゴリアンチョップを受け止めてみせたのだ。テレビ誌のライターが解説する。
「当たった瞬間に“ゴッ”という鈍い音が鳴り響き、ユースケ・サンタマリアが『鎖骨折れるよ!』と驚いていたほど。それでも当の矢口は痛みに顔をしかめつつも、その表情がしっかりテレビに映る角度で体勢を維持していました。自分に何が求められているかを完璧に理解していたのはさすがですね」
その後も中華料理店の食事シーンでは紹興酒を口に含み、ワンテンポ置いてから「あ~!」と至福の表情。酒豪としても知られる矢口ならではのリアクションで、きっちりと食レポをこなしていた。前出のテレビ誌ライターが続ける。
「矢口の場合、自分がモーニング娘。だったことに縛られていないのが強みですね。他のメンバーがモデルやママタレ、もしくはアーティストといったポジティブなイメージを維持しようとするのに対し、矢口はバラエティに一直線。男性問題で辛酸をなめた経験もすでに、芸の肥やしに昇華できています」
そんな矢口について、騒動前に彼女を取材したことがある週刊誌記者も今後の活躍が期待できると語る。
「質問の内容を的確に読み取る頭の良さや、昔のことも明確に覚えている記憶力の高さには舌を巻きました。それでいて笑顔を絶やさず、お高くとまったところもないので、マスコミには好評でしたね。もともとバラエティ向きですし、使い勝手もよさそうです」
他の元モー娘メンバーも、矢口の活躍に見習うべき点がありそうだ。
(金田麻有)