09年から6年連続でNHK紅白歌合戦に出場するも、今年は惜しくも出場アーティストから漏れてしまったアニソン女王・水樹奈々が、フジテレビの音楽特番「FNS歌謡祭」で“コラボの女王”と化した。
「名曲だらけの豪華コラボレーション祭り!」をテーマにした同番組は4時間18分の大ボリュームで、全74組のアーティストが出演。さらに全79曲中48曲がコラボ曲。そのテーマに恥じないコラボの祭典だった。
そんなお祭りイベントに水樹がパフォーマンスで登場したのは、JUJUの代表曲で本人とコラボした「やさしさで溢れるように」など計3曲だ。ツイッター上では「水樹奈々は出過ぎじゃね?」と揶揄する声も上がっていたが、それもそのはず。実はこの登場回数、女性ソロアーティストとしては最多の登場回数だったのだ。
「水樹の他に広瀬香美、JUJUが3回登場。瞬間最高視聴率を記録した中山美穂や西野カナ、miwa、May J.らは2回の登場でしたから、やはりスゴいことですよ。さらに言うと広瀬とJUJUは自身の持ち歌も披露していますが、水樹は持ち歌の歌唱なしで全曲が他アーティストの楽曲。この日ばかりはアニソン女王からコラボの女王へと変貌していましたね」(エンタメ誌記者)
紅白の鬱憤を晴らすかのような水樹の無双ぶりに、アニメファンたちも「奈々さんの独壇場やん! 気持ちいいね~」「紅白出れないぶんも堪能できた。感謝します」「フジテレビは意外とよくわかってるじゃねえか」と上機嫌だったようだ。
珍しく称賛を浴びる形となったフジテレビ。紅白落選となった水樹への粋な計らいだったのだろうか。
(石田安竹)