12月14日に放送された音楽特番「2016FNS歌謡祭 第二夜」(フジテレビ系)では欅坂46とコラボして代表曲「制服のマネキン」を披露した乃木坂46。
妹分である欅坂とのコラボだけに乃木坂ファンが画面にクギ付けになったのはもちろんのことだが、ファンが最も注目したのはテレビ初パフォーマンスとなった乃木坂3期生メンバーたちだ。
3期生メンバーは10日に日本武道館でお披露目イベント「お見立て会」で、ファンを集めての初イベントを行ったばかり。来場した約1万人のファンは「1期生クラスにレベルが高い」という声が聞かれるなど、3期生のレベルの高さに驚いていたが、今回の番組で初めて3期生メンバーを見たというファンたちも案の定、彼女たちが気になったようだ。
「山下美月や大園桃子などの3期生メンバーたちのフレッシュなパフォーマンスが目を引いていました。また、3期生メンバーたちはお披露目イベントのミニライブで、乃木坂の楽曲の中でダンスが最も難しいと言われる楽曲『命は美しい』を披露して、観客を驚かせていましたが、それだけに次回のシングルから選抜に入ってくるメンバーもいるのではと、早くも即戦力としても期待されています」(アイドル誌ライター)
ただ、その一方で危惧されるのが、非選抜であるアンダーメンバーたちのモチベーションだと前出・アイドル誌ライターは指摘する。
「最近はライブなどで1期生、2期生メンバーから3期生の話題が出ることも多くなっていましたが、先輩たちも3期生を脅威に感じていることは間違いない。今後、山下や大園など3期生メンバーの有望株が運営側にプッシュされていくのは目に見えていることですからね。一方で、現在の選抜は皆が握手券を完売させるほどの人気メンバーで構成されているため、アンダーメンバーたちのほとんどが選抜に食い込むことができないのが現状。そんな中でさらに強力な3期生が加わってくるとなると、彼女たちの悩みも深いと推しているファンからもネガティブな声が聞かれます」(前出・アイドル誌ライター)
事実、この日のスペシャルコラボにアンダーメンバーたちは参加せず、自宅で番組を観ていたという。2期生メンバーの渡辺みり愛はトークアプリ755で「見たよ、何だか、涙が止まらないの」と発言、同じく2期生メンバーの山崎怜奈も同アプリで番組の感想を述べていましたが、「そりゃあ、見ますよね。でも、誰のせいでもないかもしれないけど、なんだか複雑です」と素直な心境を吐露した。
努力だけではどうにもできない、厳しいアイドルの世界。アンダーメンバーだけで行われる単独ライブではそのパフォーマンス力が高く評価されているだけに、彼女たちにスポットが当たる機会が増えてくれることをただただ祈るばかりだ。
(石田安竹)