12月15日に放送されたテレビドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」(フジテレビ系)最終回の視聴率が11.5%を記録、前クールから大きく視聴率を伸ばした。
「フジの火曜22時枠といったら今年は『戦う!書店ガール』が視聴率3.3%、『HEAT』が2.8%という目も当てられない悲惨な数字を叩き出した枠でした。それが今回の『サイレーン』は、菜々緒の悪女演技やストーリーの結末が話題を集め、最終回で前クールから3倍以上となる2ケタ視聴率を記録。まさに『サイレーン』は“死に枠”を救った形となりました」(テレビ誌記者)
同ドラマは、ネット上でも異常な盛り上がりを見せ、ツイッター投稿数は約26万件に上ったと制作局の関西テレビが発表した。
今回、作品への称賛と結末の驚きの声がツイートされる中、一部からは、主人公(松坂桃李)がカラ(菜々緒)を追い詰めるためバイクから飛び降り、そのまま壁にぶつけて爆破するシーンへのツッコミが相次いだという。
「ストーリーの流れを無視して、あまりに唐突なバイクのアクションシーンが流れたため、視聴者を唖然とさせました。特に、予算が少ないからか、雑すぎる爆破の合成シーンにネットでは失笑の嵐。『バイクどこから出てきた?』『爆破CGがショボすぎて笑える』『なにあれ‥‥。バイクのシーンいる?』などのコメントが殺到し、さらにプロデューサーはツイッターで『バイクどこで手に入れたとか突っ込まないでください!』と弁明する始末。おそらく制作側は予告映像で使う見せ場が欲しかったため、あのような荒唐無稽なアクションシーンを入れたのでしょう」(前出・テレビ誌記者)
そのほかにも木村文乃と菜々緒が、現実の身長差や足の太さを無視して整形で入れ替わっていた展開などにも疑問が噴出した。しかし、そんなツッコミ所満載の部分も、ネットの反応を見ると多くの視聴者は楽しんだようである。
(森嶋時生)