球界のヒーローであり、人気プロ野球選手だった清原和博が、法律違反の薬物所持の現行犯で逮捕された。以前から様々な奇行が話題になっていたが「法律違反の薬物常習者には他にも特徴がある」と警察関係者は言う。
「テレビの警察密着番組で、よく“駐車している車の中にいる人に職務質問をしたら、法律違反の薬物が見つかった”という場面があります。あれはどういうことなのかというと、違法薬物をやっているかどうかが“におい”でわかるからなんです」
一般の人には知られていないが、違法薬物を常用すると独特のにおいがするという。
「呼気や体から甘酸っぱい臭いがして、中には腋臭のような悪臭を放つようになる人もいます。中毒者と接する機会のある警察官は、そのにおいを知っている。だから、職質した人からそのようなにおいがすれば、持ち物やポケットの中身などを検査するわけです。ただ、一般の人には“単に体臭の強い人”としか思われないかもしれませんね。清原容疑者はよくサウナに通っていたようですが、一緒に入っていた人はにおいがきつかったと思いますよ」(前出・警察関係者)
他にも違法薬物常習者には特徴がある。数多くの人と面談をしてきた、ある企業の元人事部だった人はこう話す。
「目です。薬物常習者もしくは常習していた人は、黒目と白目の境がにじんでいて、くっきりとした線になっていないんです。違法薬物から脱しても、この特徴は消えないので、そういったものには手を出さない、ということは言うまでもありません」
一度手を染めると、なかなか脱するのが難しいクスリの世界。たとえ無事脱したとしても、その過去は消えないようだ。
(李井杏子)