5月31日に判決を迎える、清原和博被告は一貫して現役引退後から薬物を使用するようになったと主張している。
とはいえ、これまで複数のメディアで同被告が現役時代から薬物乱用をしてきたと報じている。
そのひとつが、週刊誌が報じている西武時代の「ハワイパーティー事件」だ。
「96年のマウイキャンプ最終日、親会社の系列であるプリンスホテルの部屋に同僚選手や美人女性を集めた清原は、室内を破壊しだしたんです。手当たりしだいにものを投げつけて家具を破壊。しまいにはホテル敷地内の池に飛び込んで、コイを手づかみしようと暴れ回った」(当時を知る球団関係者)
あまりに常軌を逸した清原の状態は、酒に酔ったで片付けられるレベルではなく、現地のポリスが呼ばれる事態となった。疑われたのは日本では法律違反の“ハッパ”だった。球団のトラブル処理担当が穏便にコトを収めるよう奔走して、当時は公にならなかったという。
清原逮捕で、こうした過去の行状までが漏れ伝わってきたわけだが、ここへきて新証言が浮上したのだ。事情を知る球界関係者が言う。
「当時、現金主義の清原は国外に持ち出せる上限額をハワイに持ち込んでいて、それをホテルのフロントに預けていたそうです。ところが、打ち上げの日に返してもらおうとしたら、それがなかったといいます。ブチ切れた清原は部屋で暴れ出し、破壊ばかりか、大量の赤ワインをブチまけたため、部屋中が血の海のようになっていたそうです」
“ハッパ”によって興奮状態になっていたのだろうか。