近年は番組制作費削減の傾向から、タレントに代わってバラエティ番組で身体を張るというケースも珍しくない女子アナたち。
彼女たちは、テレビ出演以外にも打ち合わせやアナウンス室での雑務など、かなりの労働を強いられているが、全てが給料に反映されるわけではなく、それほど高給取りというわけでもない。そのため、女子アナという職業は世間がイメージするほど華やかなものではないという。
そんな中、2日に放送されたトークバラエティ番組「ナカイの窓」(日本テレビ系)では、「元局アナSP」と題して、NHKと民放キー局出身のアナウンサーたちが集合。局アナ時代のエピソードを語ったが、中でも興味深かったのが新人時代の意外な仕事内容だ。
今年1月31日まで日本テレビの女子アナウンサーで現在タレントの上田まりえは、同局が行っているという驚きの新人研修を明かした。
その内容というのが、箱根駅伝の100キロにも及ぶコースを2日間かけて歩くというもの。
日本テレビにとって箱根駅伝は大事なイベントの一つのため、アナウンス部だけでなく、制作や技術スタッフも参加する伝統の研修なのだというが、これを聞いた番組MCの中居正広は「冗談じゃないね」と呆然としていた。
「また、NHKの新人アナウンサーは受信料の集金も研修の一つのようです。それによって、NHKに対する世間の反応を知ることができるとのことです。不払い家庭のところに行かされる新人もいるようで、そういった場合もほとんどが払ってもらえないようですが、『新人で入社しました』という挨拶も兼ねて行っているようです」(芸能ライター)
表舞台だけではなく、裏舞台でもアナウンサーたちは思った以上の苦労をしていたようだ。
(田村元希)