経歴詐称が原因で、出演していた番組をすべて降板したショーンKことショーン・マクアードル川上。3月17日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)では本人が「4月からどうやって生きていけばいいのか」と苦悩している様子が明かされた。だが、ショーンKにとっては経歴詐称がこの時期にスクープされたことは、むしろ幸運だったという声もある。テレビ誌のライターが指摘する。
「これまではラジオ中心に活動していたため、ショーンKの名前は知る人ぞ知るというレベルでした。それが地上波のニュース番組でキャスターを務めるようになったら一気に全国区となり、その美声と経歴を見込んでCMキャラクターなどの仕事も舞い込んだはずです。そうなってから経歴詐称がバレていたら、失うものがはるかに大きくなっていたことは間違いありません」
CM契約が破棄されたらどれほど大変なのかはベッキーのケースが証明したばかり。仕事を失うだけでなく、違約金などのペナルティさえ発生するのである。しかも現時点ですでに、ショーンKにペナルティが科されそうな事態が発生しているというのだ。前出のテレビ誌ライターが続ける。
「2000年から彼がナビゲーターを務めてきたラジオ番組『Make IT 21』(J-WAVE)も放送を中止。同番組には大企業が冠スポンサーに付いていたため、こちらでも違約金問題が発生する可能性がありそうです。これで番組自体が取りやめとなったら、現在のスポンサー企業に対する補償は避けられないでしょうね」
そんな彼はかつて自分の目標として「サステナビリティ」(持続可能性)を挙げ、「持続継続するという事は、私は循環する(させる)ことだと思っています」と語っていた。16年にもわたって経歴詐称を持続し続けてきたショーンK。そんな有言実行も残念ながら、今年をもってピリオドを迎えたようだ。
(金田麻有)