主演映画「orange -オレンジ-」で日本アカデミー賞新人俳優賞に輝いた土屋太鳳(21)。最近はネット公開されたダンス映像が絶賛され、アニメ声優にも挑戦するなどマルチな活躍を見せているが、新ドラマの撮影現場では、ある不思議な力を発揮していた。
今春から2つの連続ドラマに掛け持ちで出演する土屋。3月27日スタートの「カッコウの卵は誰のもの」(WOWOW)でスキーヤーを演じて抜群の身体能力を披露する一方で、4月から始まる「お迎えデス。」(日本テレビ系)の舞台裏では、意外な一面をのぞかせた。
「今回は特にビンビン感じるようです」
とはドラマ関係者。続けて、土屋の近況をこう明かすのだ。
「かなりビビっている様子。楽屋で1人になるのを避けて、いつもセット周辺をウロウロしていますよ」
土屋が神経をとがらせている相手はお化け。この「お迎えデス。」では、主演の福士蒼汰(22)とともに、この世をさまよう幽霊を成仏させていく女子大生を演じる土屋。その天真爛漫なキャラからは想像もできないが、実生活ではかねてから、
「私、つかれやすいから」
と、周囲に漏らすほどの霊感ビンビン娘だという。3月初旬、神奈川県某所で行われたロケでは、こんなビビリ言動がキャッチされた。
「日没が近くなるにつれ、表情が曇っていきました。周囲には有名な心霊スポットがたくさんありますからね。撮影は予定どおり夕方に終わりましたが、いつも陽気にふるまっているだけに、よけい気になりました」(前出・ドラマ関係者)
ホラー映画の撮影前には、キャストやスタッフが総出でお祓いを受けるのは有名な話だが、
「お化けがたくさん出てくる心霊ドラマとはいえ、基本は明るいタッチのラブコメなので、お参りや魔除けなどは一切していません」(前出・ドラマ関係者)
そうした事情もあって、霊感が強い土屋は気が気でない様子だ。
「どんなスタジオでも幽霊話のひとつはありますからね。ごくたまに霊の気配を感じるようで、『やだ! 持ってかれる』などとつぶやいていました。幽霊対策として、塩を持参して常に身につけているそうです」(別のドラマ関係者)
そんな土屋は在学中の日本女子体育大学で舞踊学を専攻。3月初旬に公開された海外アーティストのミュージックビデオでは、得意のダンスを披露している。
芸能評論家の平田昇二氏は彼女の踊りをこう評する。
「ほぼノーメイクで飛んだり跳ねたりして踊りまくる姿はまるでキツネにつかれているようでした。表情も独特で、ニターッと笑ったかと思えば指をクチャクチャとしゃぶり始めるなど、清純派とは思えないハジケっぷりを見せています」
この「憑依ダンス」でも、意外な素顔を披露した土屋だが、前述した不思議な力は母親譲りだという。
「土屋の母は彼女を産む際、出産日を予知夢で的中させたそう。太鳳という珍しい名前をつけたのもその夢に出てきたからで、太鳳自身もそのエピソードを聞いて感激。本名で芸能活動をするきっかけになったそうです」(前出・平田氏)
心霊ドラマの本編では、ビシバシとお化け退治をする姿を見せてほしい。