視聴率3冠を独走する日本テレビが揺れに揺れている。きっかけは局内の「リストラ」。中でも中堅社員をターゲットに次々配置転換の憂き目に。女子アナも例外ではないというのだ。
日テレ関係者が語る。
「各テレビ局は、主要なスポンサーからのCMが減少する中、これまで高額だった社員の給与にも手を付けている。加えて、手厚かった人材育成に関しても、もはや多額の予算が割けなくなってきていて、中途採用や新卒でも即戦力の起用が目立っています」
民放でもその先陣を切っているのが、フジテレビ。50代以上の社員を対象に「早期退職者」を募集。退職金を通常の2倍程度に上乗せしたことで、50代の名物アナが次々と姿を消した。一方で新人アナの採用は元スターダストのタレントだった岸本理沙アナ(22)を起用するなど、即戦力採用が目立つのだ。
「日本テレビも市來玲奈アナ(26)や岩田絵里奈アナ(26)を獲得した頃から舵を切りだし、今期入社の浦野モモアナ(22)や林田美学アナ(22)も学生時代からテレビ出演していますが、来年にはさらにバリバリの芸能人が入るとまで言われています。日テレは羽鳥慎一、西尾由佳里が局アナ時代、労働組合の活動をした際に給与体系を下げられ『先はない』と相次いで退社していった過去がある。そこで即戦力獲りに躍起となっていったんです」(前出・日テレ関係者)
そのしわ寄せを食っているのが、中堅のアナウンサーだ。中でも30歳前後の社員は職種を問わず、異動が相次いでいるだけに、戦々恐々としているという。日テレ関係者が続ける。
「先頃、退社した佐藤義朗アナも、広報に異動させられる前に辞めたともっぱらです。彼の場合は局内での女性問題が原因なのでその限りではないと思いますが、局内で異動の動きがあるのはアナたちにも伝わっています。特に入社時に裁判沙汰の経緯もあった笹崎里菜アナ(30)は秋にも担当番組を卒業と言われます。ラグビーW杯の中継で頭角を現し、YouTubeチャンネルでサーフィンを披露するなど独自の路線を歩んでいましたが、上層部には思うところがあるようです」
笹崎アナは昨年末、パーソナルカラーリストの2級に合格したと報じられるなど、ここに来て個人活動を活発化。フリーの準備に余念がないと囁かれているが、
「今年4月に、笹崎アナは自身のインスタグラムで30歳の誕生日を報告したのですが、その際に『正直30まで働いているとは思ってなかったけど(笑)』と、余計な一言。さらには『モットーは引き続き“清く、正しく、美しく”』と、入社時の裁判沙汰を想起させる『局へのイヤミ』まで付け足していた。こうした彼女のナメた態度は、同僚から大ヒンシュクを買っています」
即戦力路線の加速は止まらない。