テレフォンカードと聞いて、即座に「懐かし~い」と感じた人は時代遅れかも?
じつは今でもアイドル好きの間では、テレカはプロマイド的な“趣味”として重宝されている。街中に公衆電話があった時代と比べればさすがに製作枚数は減ってはいるが、ファンにとっては貴重な「アイドルアイテム」として雑誌のプレゼントとしても人気が高い。さらにそのテレカ人気に翳りがないことで、ファンだけではなく、アイドルに詳しい人たちがこぞって“別の目的”でもコレクションしているというのだ。
では、その「別の目的」とはいったい何なのか。アイドルのカード事情に詳しい次元逸世氏が話す。
「一種の投資アイテムとして人気ですね。ひと言でテレカといいますが、現在はQUOカードや図書カードも含めて“テレカ”と呼びます。大まかに分けて、雑誌で表紙を飾ったアイドルなどの読者抽選用に作られた“抽プレ”、応募すれば誰でも1000円程度で買える“全プレ”があります。中でも貴重とされるのが抽プレで、作られた枚数も少なく当選した人が手放さないことが多いため、ネットオークションなどに出されたらたちまち1万円以上、カードによっては3万円以上の価値がつくことがあります。さらに全プレでも、購入時点では“あまり枚数が売れなかった”タレントが何かのきっかけでブレイクすると、もとは1000円だったカードが一気に5000円以上、ブレイクの仕方によっては1万~2万円以上の値をつけることも。そのような形で、テレカは売りどき買いどきを見極めて楽しむミニ株のような側面もあり、いまだに人気が落ちないんです」
毎号、アイドルのテレカにスポットを当てているグラビア誌「アサ芸シークレット」の最新号Vol.39でも、まさにお宝だらけの「グループアイドルテレカ」を特集している。
「乃木坂46のメンバーたちが美脚を披露している図書カードが1万1000円、山本彩の胸元がガッツリ写ったテレカが1万2000円など、構図の良さもあって今度も価値が上昇しそうなカードを60枚掲載しています。たとえば、もとは誰もが買えたももクロの全プレがいまや6000円。当時10枚以上購入した人もいたらしいですから、けっこう儲けているかもしれませんね(笑)。ちなみにBerryz工房の抽プレはなんと3万5000円ですよ。AKB以上に熱狂的なファンが多いので、まったく市場に出回らず価値がグングン上昇しているそうです」(同誌編集者)
「アサ芸シークレット」では特集以外にも、撮り下ろしアイドルの抽プレ4種に加え、水着アイドルのテレカとQUOの豪華59アイテムの応募者全員サービスを実施中。未来のお宝候補がズラリ、あなたもアイドルテレカの世界にハマってみてはいかが?