佐野ひなこが4月23日にロッテ-オリックス戦の始球式に登場し、美脚を大きく振りかぶっての投球で男性ファンの目を楽しませた。上はユニフォーム、下は短いスカートというコーディネートの佐野は、投球後に両足が浮くほどのダイナミックなフォームを披露。目標のノーバンは達成できなかったが、笑顔で歓声に応えていた。
だが佐野の懸命なアピールは翌日、無名アイドルの活躍であっさりと記憶の片隅へと追いやられる結果に。一部で“神スイング女子”として知られるタレントの稲村亜美が、同じカードにて始球式と始打式に登場。大台を超える球速103キロのストライク投球を決めたのである。芸能ライターはこう語る。
「稲村は中3まで男子と一緒に硬式野球をプレーし、その投球フォームはまさに本物です。直角まで脚を上げた佐野に対して、稲村はヒザが胸に付きそうなほどに高く上げ、左腕の畳み方も経験者ならではの本格派。103キロが表示された瞬間には球場にどよめきが走りました。しかもマウンドを降りる前には荒れた土を素手でならしており、彼女の野球愛を感じましたね」
そんな剛速球はネットをも揺るがし、4月25日付のYahoo!検索ランキング人物部門では稲村が1位に輝いたのである。一方で佐野の名前が検索された回数は稲村の半分以下。どうせなら今夏に水着キャンペーンガールを務めることを前面に押し出し、スカートより過激な衣装で始球式に臨んだほうが話題になったかもしれない。
(金田麻有)