初回放送から50年間出演してきた桂歌丸が勇退。5月29日放送回で新司会者の春風亭昇太が初司会を務め、新たなスタートを切った日本テレビ系の長寿番組「笑点」。
しかし、同日の放送で早くもネット上から様々な不満が上がっているようだ。
「まず、昇太の司会ぶりについては賛否ありました。前任の歌丸と比べて、進行のテンポが早すぎるという声が圧倒的に上がっています。もともと毒舌キャラじゃないこともあり、確かに回答者へのイジリも少なめで、ポンポンと矢継ぎ早に当てていくスタイルでしたから、かつての笑点のノリが染み付いた年配視聴者はついていくのも大変かもしれない。これからはクリーンでスピーディーな『笑点』を目指すのでしょうか」(エンタメ誌記者)
無難にこなしたという声もあるが、プレッシャーからなのか、昇太の早口には「聞き取れない」「ちょっと浮き足立っていた」「あまりにも若返りすぎたか」など、苦言が多かったのは事実。
しかし、新生「笑点」でもっともバッシングを食らったのが、この日発表された新メンバーの林家三平の起用だった。これにはほとんどの声が異論で埋め尽くされている。
「三平の嫁ネタはホント~につまらない!」「最悪」「まさに名前だけの人選」「今後観なくなる理由の一つになるかも」と、ネット上も批判の嵐。
「つまりネットに書き込まれるということは、高齢者よりも若い視聴者の声だということ。昇太も三平もどちらも初見での話ですから、長い目で見るところではあるかと思いますが、今後に不安を抱かせる要素ではありますね」(週刊誌記者)
世間の声をもとに改善点は制作側や本人たちも模索していくはずだが、なんといっても高齢者の拠り所というラインだけは外さないでいただきたいものだ。
(佐伯シンジ)