6月2日発売の週刊文春がスクープした神木隆之介と佐野ひなこのペアルックデート。ネットメディアを中心に多くの媒体が後追いし、ほとんどの記事では神木をメインにした見出しを付けていた。だが世間の反応はまったく反対だったようだ。IT系ライターが耳打ちする。
「スクープ報道後のヤフー検索ワードランキングを見ると、佐野の2位に対して神木は7位に留まりました。しかも急上昇ワードでは佐野が同じく2位なのに対し、神木は17位と大差がついたのです。念のためグーグルでも調べたところ、ピーク時の検索回数は3対1で佐野の圧勝。時系列でみても常に佐野が上回っており、世間では佐野のほうが注目されている結果になったようですね」
だが二人の芸歴を見ると、子役で芸能界入りした神木と、2013年にグラビアデビューしたばかりの佐野では比較にならないほどの差がある。また神木は映画「桐島、部活やめるってよ」や「バクマン。」など話題作への出演も多く、知名度で佐野が上回るとはとても思えないのだが‥‥。そんな疑問に芸能ライターはこんな見方を示す。
「この手のスクープでは昔から、知名度の低いほうに注目が集まるケースが珍しくありません。神木のファンにしてみれば『佐野って誰だ?』となりますし、知名度で劣る佐野のファンは『さのひな、すげえ!』となり、どちらのファンも結局、佐野の情報を調べることになるわけです」
ともあれ、今回のスクープで、佐野が大いに名前を売ったことは間違いなさそうだ。7月スタートの月9ドラマ「好きな人がいること」(フジテレビ系)に出演する佐野にとっては、意図せぬところで壮大なステマに恵まれたのかもしれない。
(金田麻有)