桐谷美玲主演で7月からスタートする月9ドラマ「好きな人がいること」(フジテレビ系)。共演者には山崎賢人をはじめ、三浦翔平、野村周平ら若手イケメン俳優が脇を固める華やかなキャスティングとなった。脚本は月9で福士蒼汰が初主演した「恋仲」の桑村さや香のオリジナル。映画「ヒロイン失格」の桐谷&山崎コンビが、ドラマでもヒットとなるかが注目される。
しかし、桐谷はこれまで、ドラマではこれといったヒット作がない。その意味では“月9主演”は大抜擢と言えるだろう。
このキャスティングに関して、芸能ジャーナリストは「ただの消去法」と手厳しい。
「有村架純と高良健吾主演の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の平均視聴率は9.7%。福山雅治主演の『ラヴソング』が8.5%と大爆死で、フジの“月9神話”は完全に崩壊しました。この流れの中で、もはや月9主演を引き受けるのはイメージダウンに成りかねないと、オファーを断る役者も少なくなかったのでしょう。その結果、桐谷が候補に残ったんです」
ではなぜ、桐谷は引き受けたのだろうか?
「桐谷が所属するスウィートパワーの状況が厳しいからです。事務所の稼ぎ頭だった堀北真希は退所する予定だし、内山理名、黒木メイサの収入源のほとんどはCMで、このところ連ドラにも映画にもキャスティングされていません。桐谷が踏ん張るしかないんです。そこに月9の話なら、事務所としては当然飛びつく。コケても前2作が大コケだし、もしヒットしたら話題になるのは間違いないですから」(前出・芸能ジャーナリスト)
コケてもヒットしても、桐谷に損はないということなのだろう。