3月いっぱいで「報道ステーション」(テレビ朝日系)のメインキャスターを降板。2カ月の休養を挟み、6月から本格始動した古舘伊知郎が、7月9日放送の「人志松本のすべらない話」(フジテレビ系)に初参戦することが話題になっている。
同番組に芸人以外で出演を果たしているのは、これまでSMAPの稲垣吾郎、香取慎吾、中居正広のみで、古舘が4人目となる。しかも、しゃべりのプロの古舘だけに、SMAP登場回よりも注目が集まっているようだ。テレビ誌記者が言う。
「稲垣&香取が出演した昨年1月放送回の平均視聴率は15.2%、中居が出演した今年1月放送回にいたっては16.6%と高視聴率を記録しています。しかし、今回の古舘はそれ以上の高い数字が期待できると思います。ただし視聴率を優先するあまり、番組の中身がつまらなくなっているという声が回を重ねるたびに大きくなってきている。現に中居の登場回は『超つまらなかった』など酷評の嵐だったにもかかわらずMVS(Most Valuable すべらない話)を獲得。ヤラセとも受け取られかねない謎の展開でした。それだけに、今回も古舘の接待番組に成り下がってしまうのではと危惧されています」(エンタメ誌記者)
しかも、この番組自体に「?」がつき始めているのだとか。
「単純に出演する芸人たちのトークがつまらなくなってきたというのが大きい。ファンからも『最近のすべらない話は半分以上スベっている』『芸人同士で結託して無理やり盛り上げているだけ』など、厳しい評価が目立っています」(前出・エンタメ誌記者)
それゆえ、ゲストでテコ入れを図ったのだろうが、古舘の“プロのしゃべり”が芸人たちの“すべらない”トーク復活のカンフル剤となるだろうか。
(田中康)