シネコンが増えた近年、邦画界には“数打ってハズれた”大コケ作が大量生産されている。原因も敗因もさまざまだが、共通ワードは「爆死」。現在発売中の「アサ芸シークレットVol.40」ではそんな黒歴史作品を一挙公開。偉大なる(?)迷作に拍手!
賛否を呼んだ松本人志の初監督作「大日本人」(07年)が興収11億円のヒットを飛ばしたときは、お笑い出身として「北野武の後継者」とも目されたが、その後も「しんぼる」「さや侍」「R100」と止まらないエキセントリックな作風はファンをも置き去りに。観客の満足度も軒並み低く、本人の知名度も足を引っ張り、完全に“コケ監督”のレッテルを貼られてしまった。関係者も「今後は資金集めすら大変でしょう」と顔をしかめるばかりだ。
しかし大コケ監督賞なら、川村泰祐監督を置いてほかにはいない。「海月姫」「L・DK」「ガールズ・ステップ」「ひみつのアッコちゃん」「こち亀」はすべて彼の監督作品。スゴすぎる!