グループ存続派を貫いていたと言われているSMAP木村拓哉も自身のラジオ番組で「すべてのSMAPファンの皆さんに、ただただ申し訳ないという気持ちしかありません。本当に、ごめん」というコメントを出しているように、もはやお通夜のような空気になっているSMAP。
解散強硬派の筆頭であった香取慎吾は05年から続けていたテレビ朝日サッカー日本代表応援団長の活動を休止することが決定、その深刻さは嫌でもヒシヒシと伝わってくる。
今、ファンができることはSMAPのCD購入をするぐらいなのか、彼らの代表曲「世界に一つだけの花」が8月18日付オリコンデイリーシングルランキングで1位を獲得するなど、ファンによるデモ行進的な購買運動だけはさらに熱を帯びてきているようだ。
しかし、それが直接的なSMAP解散を防ぐ糸口になるわけもなく、ファンの気持ちはハッキリいって行き場を失くした状態だ。そんななか、ファンたちがCDの購買運動以外に力を入れ始めた活動があるという。
「SMAPの元メンバーで、現在オートレーサーとして活動中の森且行にSMAP解散を防ぐために働きかけてほしいというお願いが、森のもとに殺到しています。森はインスタグラムのアカウントを持っていますが、最新の投稿に寄せられたコメントの8割以上はSMAP解散関連の話題。なかには森のテレビ復帰を願い、解散前に6人揃った姿が見たいという無茶なリクエストまであがっている。とはいえ、森自身はSMAP解散について『コメントは差し控えさせていただきます』と文書で発表していますから、あきらかに迷惑を被っている状況。森にとっては自身のSNSがSMAPファンに荒らされて、仕事の邪魔でしかないでしょうね」(女性誌記者)
最後の望みで森に助けを求めたい気持ちもわからないではないが、SMAPの存続以上に、真剣に存続が危ぶまれているオートレース業界を盛り上げるという使命が森にはある。ファンもいい加減、大人になるべきだろう。
(田村元希)