天海祐希が10月スタートのドラマ「Chef~三ツ星の給食~」(フジテレビ系)で自身初の天才シェフにふんする。
「天海が演じるのは、予約は3年待ちという三ツ星フレンチレストランの総料理長。店のオーナーと衝突、クビになり、新しい店が決まらず右往左往するなか、やっとつかんだ仕事は学校給食作りだった、というものです。料理人の世界を描くお仕事ドラマに、栄光と挫折、不屈の人生ドラマが描写されていく。理想の上司ランキングトップの頼れる女、天海がへこたれない女シェフをいかに演じるかが見ものでしょう」(テレビ誌記者)
脚本はフジの連続ドラマ「ナオミとカナコ」や「ラストホープ」などを手掛けた浜田秀哉氏。原作ものの多い浜田氏にとって久々のオリジナル作品となる。
「天海のフジでの単独主演は、『カエルの王女さま』以来4年半ぶり。それだけに注目度が高いわけですが、昨今人気のシェフものではまるで新鮮味がありません。7月クールでも剛力彩芽の『グ・ラ・メ! ~総理の料理番~』(テレビ朝日系)を放送中ですが、数字はかんばしくない。プライドの高い天才シェフが店のオーナーにクビを切られてすったもんだするという内容は、昨年公開の『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』や、6月公開の『二つ星の料理人』を彷彿とさせる。二番、三番煎じといった味付けでは、視聴者も食指が動かないでしょう」(芸能ライター)
心配な部分はまだある。
「アラフィフ独身の天海は下町の生まれ。好物は和食で、得意料理はカレーにシチューといった庶民派です。長い一人暮らしで、自家製のぬか漬けをつけるほど凝っていますが、フランス料理経験は皆無。来月上旬のクランクイン前に、高級レストランの見学、専門学校での料理修業が続きます。付け焼刃の特訓でそれらしく見えるかどうか、天海の演技力にかかっている」(スポーツ紙記者)
最近ではこれまで高視聴率を取っていた福山雅治、芦田愛菜、松嶋菜々子、波瑠などがフジのドラマで軒並み爆死し、商品価値が暴落している。天海がその仲間入りとならなければいいが‥‥。
(塩勢知央)