8月27日~28日、今年で39回目を迎える「24時間テレビ 愛は地球を救う」(日本テレビ系)が放送された。同番組のスペシャルドラマには、婦女暴行で逮捕された俳優・高畑裕太容疑者が出演予定だったため、急遽、ジャニーズグループNEWSの小山慶一郎が代役を務めた。
「ドラマの放送4日前となる23日に高畑容疑者が逮捕されたことで、すでに撮り終えていたシーンが本番で流せない事態となりました。そこで日テレは翌日に小山の起用を発表。25日の早朝から深夜に撮り直し、そこからスタッフが終日編集作業を行って、なんとか放送にこぎつけたようです」(テレビ誌記者)
小山はドラマの後半パートにて、主人公のリハビリを担当する重要な役で登場。この厳しいスケジュールの中、セリフを覚え堂々と演じきった小山の姿に対し、ネットでは称賛の声が飛び交った。
そんななか、ドラマ放送後のバラエティ企画「生しゃべくり!愛のクレーム処理1000本ノック007」のトークにて、小山の表情が固まってしまうやり取りがあったという。
「お笑い芸人とNEWSメンバーが出演したトークコーナーの中で、小山は普段から怒りを表に出さないという流れがありました。その際、くりぃむしちゅーの有田哲平は『(小山は)なんでも言うこと聞くよね。だって急にドラマ出ろとか言っても出るじゃん!』と代役を演じたことに触れ、さらに『なんかあったんでしょ?』と原因を執拗に迫るやり取りが放送されました。すると小山は表情を硬直させ視線をずらしたあと、意を決したようにカメラ目線で『僕は何でもやります!』と表明。すぐにCMとなりました」(前出・テレビ誌記者)
このシーンに対し、視聴者からは「有田おもしろい!」と称賛の声が上がった一方で、「何でもネタにすればいいってわけじゃない」「被害者がいる犯罪だからね」「被害女性のことを考えたら高畑ネタは笑えない」と批判の声も飛び交うこととなった。
今回の件は被害者のいる重大事件なだけに、ネタとして扱うことに抵抗を示した視聴者もいたようだ。
(森嶋時生)