高畑裕太容疑者の逮捕で最も被害を被ったのが、「24時間テレビ」の番組パーソナリティーに起用予定だった日本テレビであることは異存ないだろう。結果的に難局を乗りきって放送を成立させたわけだが、その舞台裏で起きていたあり得ないドタバタについて日テレ関係者から証言を得た。
「逮捕から放送までは約4日しかない。中継コーナーなどは他のタレントで替えがきくが、一番厳しかったのがやはりドラマ。『代役を立てて撮り直す』『出演シーンをカットして編集し直す』『ドラマをお蔵入りにして別の企画を流す』という3案のどれでも動けるように、平行して進めていきました。代役にNEWSの小山慶一郎を立てて撮り直しになったのは、メイン司会のNEWSにしてみれば番組がポシャるのが一番きついだけに、事務所に話を通しやすかったからです」
社会的な反響も大きく、同局のニュース番組等でも報道せざるを得なかったが、こんなお達しが届いていたという。
「事件を扱うのは構わないが、『24時間テレビ』の名前を出したり、あの黄色いTシャツを着た本人映像を使うのは絶対NGということでした」(前出・日テレ関係者)
放送を終え、気になるのは“賠償金”だ。
「確実に請求はすると思う。ベッキーの不貞騒動の時ですら請求はしています。高畑容疑者に関しては、ベッキーよりもさらに弁解の余地がないため、しない理由がない。おそらく、母親の高畑淳子さんと所属事務所に請求が行くでしょう。散々、母子ということをダシにいろいろ出演してきましたから、“息子は成人だから関係ない”という理屈は通用しませんよ」(前出・日テレ関係者)
抑えられなかった欲望の代償はあまりにも大きい。