婦女暴行の疑いで逮捕されていた高畑裕太が9月9日、拘留先の前橋署から釈放された。釈放の際には30秒間にわたって頭を下げて反省の意を示していたが、同日に顧問弁護士がマスコミ各社に送ったファックスがあまりにも高飛車な内容だとして、女性からの怒りを買っているという。
このファックスでは「事実関係を解明することはできておりません」と前置きしておきながら、高畑の行為については「法律違反性の顕著な悪質な事件ではなかった」と断定。さらに裁判に及んだ場合には「無罪主張をしたと思われた事件であります」と、まるで高畑には何の非もないかのような主張を展開しているのである。これに対して女性誌のライターが憤慨した様子で語る。
「このタイミングで声明を出すなら、裕太がいかに反省しているかをアピールするのが普通ですよね。それが反省どころか彼は悪くないと開き直っているんですよ。その発想自体が異常で、女性として気持ち悪く感じます。だって彼が悪くないのであれば示談する必要もないわけで、言っていることが滅茶苦茶です。しかも担当弁護士も女性だというのですから、どんな気持ちでこの文章を書いたのか、開いた口がふさがりませんね」
今後の俳優人生を考えた場合、ひたすらに反省の意思を示したほうが世間は納得するはず。ところがこのファックスではまるで、高畑を犯罪者扱いした世間に対して逆襲するかのように、攻撃的な言葉が散りばめられているのである。そんな声明について週刊誌の記者はこう裏読みする。
「まともな弁護士であれば、高畑の立場を悪くするだけの文章を公開するとは思えません。それゆえ誰かの指示でこのような主張になったと考えるのが自然で、高畑のことを何が何でも擁護しようとする母親の高畑淳子による差し金ではないでしょうか。みずからの記者会見でも被害者に対する気持ちが伝わってこないと批判されていましたが、もしかしたら息子は悪いことをしていないと本当に信じ切っているのかもしれませんね」
いずれにせよ今回のファックスで、高畑への印象が大きくイメージダウンしたのは間違いない。どうやら息子を愛する気持ちが強すぎるあまり、かえって息子を窮地に立たせてしまったようだ。
(金田麻有)