お笑いコンビ・スピードワゴンが10月19日に行われたイベントに出席し、14日に亡くなっていた井戸田潤の父の葬儀で、異例の漫才披露を行っていたことがあきらかになった。
葬儀には井戸田はもちろん相方の小沢一敬も参列したということだが、井戸田が親族代表の挨拶をした際、突然「小沢さん前に来て!」と、小沢を呼び出しいきなり2分ほどの漫才を披露したという。
葬儀ということもあり、その漫才自体はあまりウケなかったということだが、芸人の井戸田なりの弔い方だっただけに本人も大満足。「言葉が合ってるかわからないけど、華やかなお葬式でした。喜んでくれていたらうれしい」と語っていた。
前代未聞の試みを決行した井戸田だが、ネット上では相方の小沢が評価されている。
「今回の漫才は事前の打ち合わせは一切なく、小沢は本当に突然呼び出されたとのこと。小沢もかなり戸惑ったようですが、すぐに応対して漫才を展開できたというのはさすがに芸人根性。本当の身内ではないだけに緊張したと思います。そのため、世間の人たちからも小沢の好感度が上がったようです。『さすがセカオザ! こういうとこ好きだわ』『批判覚悟でよく頑張った』『ウケなかったらしいけど参列者も笑ってあげればいいのに』『小沢、見直した!』など、賛辞の声が多数でした」(前出・エンタメ誌記者)
日本では確かに馴染みはなくとも、世界には葬儀は楽しく送り出すという国もある。天国の井戸田の父親こそ「最高の葬式だった」とバカウケしているかもしれない。
(田村元希)