9月末で35年のレギュラー放送にピリオドを打った「さんまのまんま」(フジテレビ系)は、容赦ないアイドル泣かせ番組としても有名だった。
最初のターゲットは、89年に出演した山瀬まみだ。書道2段の腕前を番組でも披露したが、さんまに「2段はウソやろ」とイビられ、最後は「こんなにイジメられたの初めて!」と号泣してしまった。
その後、西田ひかるに「さんまさんって、やっぱり出っ歯ですね」と言われた瞬間「どアホ!」と返して即泣き。田村英里子は、お手製の料理を持って来て「これを食べたらやめられませんよ」と言った瞬間に「やめられる」と返され、ムッとする事態に。
同じくお手製の肉じゃがを持参した酒井法子には、番組のマスコットキャラ・まんまに「食えるもんなら食ってみい」と煽り、床に落としてのりピーを激怒させる一幕も。深田恭子は、キャラクターそのままに「白馬の王子様が現れるのを待っている」とメルヘン発言。もちろん、さんまは「そんなヤツおらへん」と全否定し、デビュー間もない深キョンを泣かせた。
笑いを取りに行くあまり、デリカシーのなさを突き詰めるのが「さんま流」。突然の番組終了は、アイドルたちの積年の恨みが結びついたのかも‥‥。