今年9月をもって「さんまのまんま」(フジテレビ系)のレギュラー放送終了が決まった。
明石家さんまのトーク番組として1985年にスタートした同番組は、昨年4月に放送30年を達成。さんま自身にとっての最長寿番組だったが、31年6カ月で幕を下ろすことになった。61歳となった現在でも実力に衰えを見せないさんまだが、これまでたびたび「引退説」が流れている。ベテランの放送作家が言う。
「58歳の時に出演した番組で『60歳で引退する』と宣言し、結果、それを撤回したわけですが、ご本人は10年以上前から真剣に引退を考えていたみたいですよ。前々から『若手に道を譲りたい』と言っていて、昨年、引退を撤回した際も所属する吉本興業から『現場で若手を育ててほしい』と言われて、ようやくが折れた形です。いいタイミングと判断すれば、電撃引退の可能性もあるでしょうね」
そして、今回の「さんまのまんま」終了は、さんまの引退に現実味を持たせるものであると、この放送作家は指摘するのだ。
「最後まで辞めない番組は『痛快!明石家電視台』(毎日放送)か『さんまのまんま』だと関係者の間で言われていたのですが、そのひとつが終了することになった。テレビ局の意向ではなく、明らかにさんまの心境の変化によるものでしょう。他の番組も時期を見て徐々に終わらせていく可能性は高いと思います」
果たして「明石家さんまがテレビから消える日」は近づいているのだろうか。
(白川健一)