長寿番組の「さんまのまんま」(フジテレビ系)が9月25日に最終回を迎えた。番組終了について明石家さんまは8月にラジオ番組にて、自分のギャラが高いために制作費が出せなくなったと告白。自分はギャラがなくてもいいが、それだと後輩たちが「さんまさん、ギャラ取ってないのに何や」と言われてしまうため、下げるに下げられないと説明していた。しかしこの説明は眉唾ものだと怪しむのはテレビ誌のライターだ。
「そもそも『さんまのまんま』は関西テレビと吉本興業が共同制作しており、ギャラは吉本の一存で自由に決められるはず。もし後輩芸人に対してギャラの値下げ交渉をするテレビ局があったら、吉本が『さんまのまんまは特別なんや!』と抗議できるはずです」
実際、他の大物芸人では、自分が好きな番組を格安のギャラで続けているケースがある。テレビ誌のライターが続ける。
「10月に35年目を迎える『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)では、タモリのギャラが格安だと言われています。オープニングのヒップ映像に登場するモデルが代替わりした時には、全員分のギャラが出せないためタモリが自分のギャラを削って捻出したという逸話もあるほど。同番組の制作にはタモリの所属事務所である田辺エージェンシーが関わっており、条件は『さんまのまんま』と似ています」
タモリならギャラを下げられて、さんまは下げられないというのも不思議な話。もしかしたら「さんまのまんま」が終了する本当の理由を隠すために、さんまが方便を使っている可能性もありそうだ。
(金田麻有)