映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズの主人公マーティ・マクフライ役で日本でも有名なマイケル・J・フォックス(55)だが、医師からは「今ごろとっくに障害を抱えている」と言われていたそうだ。
進行性の神経変性疾患であるパーキンソン病を1991年に29歳の若さで診断されたマイケルは、そんな医師の予想を裏切って順調に仕事を続けてきている。
マイケルはオート・リビング誌の中で「僕は25年前にこの病気を診断されて、あと10年くらいしか仕事ができないと言われたんだ。そんな状態には程遠いよ。まだ買い物に行ったりマーケティングをしたりできるからね」「僕が抱えている一番の問題はバランス感覚なんだ。55歳で何回も転んでしまって‥‥」と語っているが、2010年から今年まで続けてきたドラマ「グッド・ワイフ」の出演を止めることはなかったそうだ。
2000年にはパーキンソン病研究のためにマイケル・J・フォックス基金を立ち上げ、現在は不治の病とされているその病気の治療法を求めるために、これまで6億5000万ドル(約680億円)という驚異的な資金を募ってきている。