好評の春ドラマ「母になる」(日本テレビ系)の第2話が4月19日に放送され、「母親役」が板についてきた沢尻エリカ(30)。過去には激しいバッシングを浴び、私生活では離婚を経験しながらも、みごとに復活を遂げた。再起のウラで、心の支えにした存在とは──。
沢尻が今作で演じるのは、9年前に3歳の愛息を誘拐され、一家が離散し、一人きりになった母。第1話では、優しい母の顔から、迫真の号泣演技まで見せつけ、平均視聴率は10.6%(関西地区・ビデオリサーチ調べ)と2桁台に乗せた。
ワイドショースタッフが復活劇の舞台裏を明かす。
「昔は、“ザ・女優”といった感じでしたから、バラエティに出演しても『爆笑・顔面アップはNG』で、出演者もおそるおそる話しかけていました。しかし、このドラマの番宣では、07年に起きた『別に‥‥』騒動を蒸し返されるムチャ振りにも、笑顔で返していました」
沢尻が吹っ切れた転機と言われる番組が、3月5日に放送された「瀬戸内寂聴×沢尻エリカ 麗しの京都巡礼~愛に生きた女たち~」(BS-TBS)だ。御年94歳の瀬戸内寂聴と沢尻による、「愛」についての対談が行われた。2時間に及ぶ番組では、沢尻が京都の街を巡り、そして寂聴の拠点「寂庵」で、初対面を果たす。白いワンピースに真紅のリップ、キュっとくくったポニーテール姿の沢尻は、少し緊張した面持ち。
美の秘訣を聞かれると、
「プロのメイクさんと衣装さんに、作っていただいている」
と謙虚なポーズを見せる。さらに失恋経験の有無を尋ねられた沢尻は、
「全然あります。けっこうあります」
と躊躇なく明かし、「身の下相談」は徐々にヒートアップ。
トーク終盤には、「女にとっての幸せは?」と沢尻が質問し、寂聴は「結婚して、子供を持つこと」と諭し、
「1人は産みなさいよ。早く産むと楽なのよ」
こう言ってハッパをかける。
「そう、ですね‥‥」
少し言葉を詰まらせる沢尻だったが、
「男の子がいいね」
間髪入れずに寂聴から同意を求められると、
「男の子がいいですね~。ほんとに。まぁ両方欲しいですけど」
と、子作りにヤル気満々の姿勢を見せたのだった。
対談の感想を求められた沢尻は、番組の最後にこう振り返った。
「たった一度の人生なので、正直に、愛に生きようかなと思います」
晴れ晴れとした顔つきで「愛」を語った沢尻の近況について、前出・ワイドショースタッフが話す。
「沢尻は離婚の際に元夫と大モメした経験から、再婚への足取りは重かった。ただ、12年に熱愛が報じられたデザイナーとは、沢尻の母と3人で同居していて事実婚状態。波乱の人生を送ってきた寂聴に背中を押されて、再婚を決意したという話も聞いています」
プライベートでも母になる日は近い!?