視聴率「年度三冠」の日本テレビの内定を断り、低迷が続くフジテレビを選んだことで「フジの救世主」とまで称されるのは、今春、青山学院大学を卒業し、フジに入社した久慈暁子アナ(22)。その新人になぜかかみつく先輩アナがいるのだが、そのワケとは──。
「スゴい子が入ってくる、と入社前からとにかく話題になっていましたね」
そう興奮口調で語るフジの社員が続ける。
「これほど社内で注目されている新人アナは『元おはガール』の経歴で入社した平井理央アナ(34)以来ではないでしょうか。彼女を一目見たさに、局のエントランスで『出待ち』している社員までいますよ。間違いなく、ウチの今後20年を担いうる逸材です」
だがその一方で、彼女を巡ってピリピリした空気も生まれているという。
「入社後の挨拶回りでも、彼女は行く先々で人気アイドルみたいにチヤホヤされるので『久慈を特別扱いしない』と公言している佐藤里佳アナウンス室部長(50)がご機嫌ナナメなんです。佐藤部長は『彼女のためにも厳しくしてあげて』とディレクターらに直接伝えています」(前出・フジ社員)
それだけではない。さらに機嫌を損ねている人物がいるというのだ。
「5年先輩に当たる宮澤智アナ(27)が、久慈アナを露骨にライバル視しているんです。宮澤アナは後輩の面倒見がいいことで知られていますが、久慈アナに対してはライバル視せざるをえない事情があるんですよ」(フジ制作スタッフ)
発端は久慈アナと日本ハム・大谷翔平(22)の関係だった。大谷と同郷の知人という圧倒的な強みから、「できるだけ早く久慈をスポーツ番組のキャスターに」との意見が、入社前から社内で飛び交っていたという。宮澤アナはその話を看過できなかったのだ。
現在、「スポーツLIFE HERO’S」の土曜MCを務める宮澤アナは、「すぽると!」のMCを12年から4年にわたり務めた経験から、「フジのスポーツ番組の顔は私」という自負があるというのだが、
「酒席では同僚にスポーツ番組論を熱く語る、意外な素顔も持っている。昨年、リオ五輪のキャスターに抜擢され、その自負はいっそう強くなったに違いありません。ところが久慈アナの出現で、『宮澤アナのスポーツキャスターとしてのポジションが強奪される』と社内で話題になっている。宮澤アナは親しいスタッフに『その程度の子に? 簡単に取って代わられるような仕事はしていない。やれるもんならやってみろ』と漏らしているんですよ」(前出・フジ社員)
バトルを仕掛けられた側はというと、
「2人が話しているところを見た同僚がいるんですが、『久慈アナがやたらと丁寧に受け答えしていて、逆にバカにしている感じに見えた』と言っていました」(前出・フジ社員)
はたして、勝つのはどっち!?