次世代エースが覚醒の時を迎えているようだ。
先月19日から東京・EX THEATER ROPPONGIにてスタートした乃木坂46メンバーが出演する舞台「あさひなぐ」が、31日に無事東京公演の千秋楽を迎えた。
同公演では東京の千秋楽ということもあって、舞台終演後には出演者全員からの挨拶があったのだが、その締めを飾った主演の齋藤飛鳥が思わず涙を見せる場面があった。
「齋藤は舞台に苦手意識があることを打ち明けており、今回主演を演じるにあたって、まずはその苦手意識を拭うことに大変苦労したようです。今回の舞台には若月佑美や井上小百合、生駒里奈など舞台経験も豊富なメンバーがメインキャストとして出演しています。一方、主演の齋藤は舞台経験も浅いため彼女の舞台主演を不安視する声も少なからずあり、プレッシャーは相当あったはず。しかし、今回の舞台では齋藤は他の演者にも引けを取らない見事な演技力を見せていました。今回の涙でどれだけ必死に稽古に取り組んできたかも伝わってきました」(アイドル誌ライター)
今回の齋藤の涙を現場で見たファンからは「飛鳥がんばってるな」「普通にもらい泣きしてしまった」「飛鳥のここ1年の成長がハンパない」「苦手なことにどんどんチャレンジしている飛鳥を見てると、自分も頑張らなきゃって思うな」といった声が聞かれており、その頑張りはしっかりファンも評価しているようだ。
「齋藤は昨年夏発売のシングル『裸足でSummer』で初センターに抜擢されたこともあり、昨年の夏の全国ツアーでは各公演の締めの挨拶を担当。もともと前に出るタイプではないため、その締めの挨拶でも詰まってしまい、涙することもあった。でもその夏のツアーもしっかり乗り越えて、間違いなく一皮むけた。そして今年は苦手な舞台にも正面からぶつかっていますし、そのひたむきに頑張る姿はファンにも勇気を与えてるはずです」(前出・アイドル誌ライター)
先月発売されたばかりの乃木坂の3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」には、齋藤にとっては初のソロ曲「硬い殻のように抱きしめたい」も収録されている。確実に活躍の場も増え、エースとしての成長が著しく見られているのだ。
(石田安竹)