巨大なスクリーンに一糸まとわぬ姿を叩きつけてこそ、美女のフェロモンは真価が発揮される。さて、上半期はどんな映画が男たちを惑わせただろうか。
「初めてではないが、ここまで壮大に脱いだことに驚かされます。清純派の時代からは考えられない大胆さですね」
映画評論家・秋本鉄次氏が絶賛するのは、「いぬむこいり」(太秦)に主演した有森也実(49)だ。4時間を超す大作で、有森が演じたのは、顔が犬で体が人間という「犬面人」の青年と関係を持つ女教師の役。
「放尿シーンもあったし、正常位やバックなど、何度も激しく貫かれる姿をヘアも見える全裸で演じた。体は豊満ではないけど、その心意気はすばらしかった」(前出・秋本氏)
綾瀬はるか(32)の「本能寺ホテル」(東宝)は、ヌードも濡れ場もまったくないが、綾瀬の映画として“定番”の「あのシーン」をしっかり確認できる。
「かつて『プリンセストヨトミ』(11年)では、激走シーンでFカップが76回もユサユサと揺れたことが確認できた。今回は少し減ったとはいえ、それでも52回のパイ揺れに、39カットもの胸のアップが迫力を増しています。事務所も本人も“おっぱい推し”であることに抵抗がないので、これは風物詩になっていくんじゃないでしょうか」(映画ライター)
ぜひ、そうあってほしいが、できれば1枚2枚と服を脱ぎ捨てていく姿も観たいものだ。
続いて、現在は千眼美子に改名した清水富美加(22)の「笑う招き猫」(DLE)だ。公開時には「幸福の科学」に出家したため、一切、舞台挨拶にも立たなかったが、
「すれ違いざまに男に胸をわしづかみにされたり、ベッドシーンで背中や肩を見せるなど、それなりに頑張っていました」(前出・秋本氏)
清水は前事務所を辞めた理由として「性的対象で見られるのがイヤ」と断言したため、もう2度とお目にかかれないセクシーシーンであろう。
ロマンポルノ復活を掲げた「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」からは、昨年3作、今年は元AKB研究生・冨手麻妙(23)主演「アンチポルノ」と、元仮面ライダーヒロイン・飛鳥凛(26)主演の「ホワイトリリー」(ともに日活)の2作が公開された。
「それぞれ若い女優の初ヌードが楽しめたが、さらに『アンチ──』では筒井真理子(56)、『ホワイト──』では山口香緒里(42)という2人のベテラン女優もそろって初ヌード。20代のヒロインと、熟女の脇役の両方の味を楽しめました」(前出・映画ライター)
さて、上半期の映画部門では有森也実がMVPということになるが、下半期に向けて先取りの情報を一つ。7月29日公開の「海辺の生と死」(フルモテルモ/スローラーナー)では、映画主演が4年ぶりとなる満島ひかり(31)が、待望の初ヌードを披露している。
「決して大きくはないけど、水ごりをするシーンで真正面から胸が見えています。あれだけ売れっ子なのに、ここで脱いだことは驚きでした」(前出・秋本氏)
後半の台風の目となりそうだ。