同じセンター経験者という立場だっただけに、その気持ちが痛いほどわかる?
元AKB48の前田敦子が8月16日放送の、自身がパーソナリティーを務める「前田敦子のHEART SONGS」(TOKYO FM)で、体調不良が続いている欅坂46のセンター・平手友梨奈にエールを送っている。
現在、欅坂は初の全国ツアー「真っ白なものは汚したくなる」の真っただ中だが、そのツアー初日となった8月2日の神戸公演のアンコールで平手は突然倒れ、舞台袖に消えてしまうというアクシデントがあった。翌日のライブには平手は出演したが、アンコールには不参加だったり、5日に行われたライブ「TOKYO IDOL FESTIVAL2017」のステージでは顔を真っ青にしてパフォーマンスしていたりといまだ体調は完全に回復していないようだ。「前田敦子の──」の同日に行われた愛知でのツアー公演は欠席している。
これについて前田は番組で触れて、「すごいね。もうアーティストだよね。『欅ちゃん』たちってね」と、最近の欅坂の快進撃を称えたうえで「みんな若いからね。そりゃ体調も崩すわ」と、体調不良の平手を気遣った。そして欅坂ファンに向けても「みんなでぜひぜひ、みんなの声援で応援してあげてください」といったメッセージを送ったのだ。
「平手同様、かつてAKBの絶対的エースだった前田も、11年夏に行われたAKBグループの西武ドームでのライブで倒れたことがありました。当時は、前田もゴールデンタイム枠の連ドラで初めて主演を務めていた時期で、卒業後に出演したトーク番組で前田は当時を振り返って『本当に(疲労が)ピークだった』と話しています。現在の欅坂も8月は週2~4日のペースでライブやイベントに出演しており、当時のAKBに肩を並べる忙しさでしょうから、ガムシャラに奮闘中の平手を見ていると、前田も自身のアイドル時代のしんどかった時期を思い出しているのかもしれませんね」(アイドル誌ライター)
欅坂ファンからも「あっちゃんなりに思うところはあるのかもね」「前田が言うなら何を言っても許せるし、説得力がある」「あっちゃんからのエールは平手ちゃんも喜んでるんじゃないかな」といった声が上がるなど、前田のエールは欅坂ファンにもしっかり届いたようだ。
この夏を乗り越え、平手がさらにアイドルとして一皮むけることを期待したい。
(田村元希)