前代未聞の発表方法もその人選に視聴者はガッカリしてしまったようだ。
8月26日~27日に放送された日本テレビ系特番「24時間テレビ」のマラソンランナーにブルゾンちえみが当日に指名され、みごとに90キロ完走に成功した。
例年であれば事前にランナーが発表されていたが、今年は当日に出演者の中からランナーが発表されるという初の試みがとられ、結果的に学生時代陸上部だったブルゾンが指名される運びとなった。
ブルゾンはもちろん、他の24時間テレビ出演者たちも「武道館への道」と書かれたトレーニングメニューをこなしていたようだが、中でも特にブルゾンはそのコロッとしたボディがみるみるうちにやせていっていたこともあって、世間からは「ブルゾンが走るのでは?」 といった声も上がっていただけに予想が的中したという人も多いようだ。
そのため、視聴者からは「当日発表でブルゾンが走るとか何のひねりもないな」「元長距離選手で若いヤツに走らせるとか…」「そりゃ、事前にブルゾンが走ること告知してたら、何のドラマもないですからね(笑)」と、ブルゾンのランナー抜擢にはアキレたという声が多く上がっていた。
「ブルゾンは大学まで陸上競技に打ち込み、高校時代は長距離選手として活躍。約7年間まったく走っていないというブランクはあるものの、現役当時は1日30~40キロ走った本格派で、今までこの番組でマラソンランナーを務めたタレントたちは事前に指名を受け、しっかりトレーニングを積んでも、みんなギリギリの状態で走っていましたし、一昨年のDAIGOなんてランナーをオファーされ返事を保留にしたほどですからね。実際、当日にランナーに指名され、走れるのはブルゾンぐらいだったとは思います。でもそんな安パイな彼女を走らせるぐらいなら従来の発表方法でも、マラソンとは無縁のタレントを走らせた方がまだ見ている側としてはハラハラして応援できたはず。ブルゾンを起用するにあたって、前もっての発表では楽々クリアしてしまうからという理由で当日発表だったのでは…。それに、そこまで制作側が必死なところをみると、ブルゾンが後半歩いていたのもフィナーレの時間に合わせての帳尻合わせに感じてしまいますよね」(エンタメ誌ライター)
来年はもっとひねった人選に期待したいものだ。
(佐伯シンジ)