8月26日から27日にかけて放送された日本テレビ系「24時間テレビ40 告白 ~勇気を出して伝えよう~」。
今回、40周年を迎えた同番組で、最も注目されたのは前代未聞の「マラソンランナーの当日発表」。
番組放送前から、アメリカ留学が遅れているピース・綾部や、佐々木希と結婚したばかりのアンジャッシュ・渡部といった数多くの人物がランナーとして噂されていたほか、「複数走者説」「リレー形式説」など、様々な憶測が飛び交っていた。
結果として、ブルゾンちえみの単独走となったものの、多数のタレントがマラソンに備えてトレーニングしていたという今回の24時間マラソン。
芸能事務所から「スケジュールが組めない」と不服の声が上がっているといった報道も一部でなされていたが、番組が終了したいま、“落選者”の周囲はどう捉えているのか──。
「事前告知がないことに不満の声が上がっていたことは確かですが、いざ終わってみると『トレーニングしただけの価値はあった』という声が各タレントの事務所から聞こえてきますね」と語るのはテレビ関係者だ。
「実際にトレーニングをしている映像が流されることで『ランナーに選ばれ得る値打ちがあるタレント』というお墨付きを貰ったようなものですし、当然、ギャラとして手当も出ている。なによりも『今後、色々と“使える”』という声が上がっていますね」
いったい、ランナー落選者たちは何を“使える”のか?
「せっかくトレーニングしたのに走れなかったという『しゃべりのネタ』と『マラソンキャラ』です。TBSの『オールスター感謝祭』はじめ、今後、様々な番組で優先して走らせてもらえる。今回、落選したランナーたちを起用して日テレがマラソン番組を作るといった話もさっそく出ていますよ」
ブルゾンちえみが栄えあるランナーを務めた今回の24時間テレビ。落選ランナーたちも案外ホクホクなのであった。
(白川健一)