元SMAPでタレントの香取慎吾が11月19日、自身のインスタグラムで、元SMAPの森且行も一緒に、草なぎ剛と稲垣吾郎の4人が集まった写真を公開した。もちろんファンは大喜びだが、この写真が元SMAP勢の今後を占う材料になるという。
その元SMAP勢は16日、日本財団パラリンピックサポートセンター(サポセン)のスペシャルサポーターに就任。いわゆる「東京五輪利権」にいち早くあずかった形となった。この仕事はもともとSMAPが受けていたものだが、東京五輪がらみの仕事を巡っては今後、ジャニーズ事務所が外される可能性が高いというのである。週刊誌の記者が耳打ちする。
「理由の一つにはジャニーズ事務所の極端なネット嫌いが、東京五輪の対外アピールにとっては足かせでしかないことがあります。記者会見の記念撮影すらネットには絶対に掲載させないジャニーズの方針は、五輪関係者にとって障害でしかありません。そしてもう一つはかつて、ジャニーズ事務所が『お役所』にタテ突いたという経緯です。民間企業の一つに過ぎないジャニーズ事務所が、お役所の業務を妨害しようとした過去は、今でも問題視している関係者が少なくないでしょう」
その過去とは96年にSMAPを脱退した森且行が、オートレーサーに転身した際の出来事。この時にジャニーズ事務所はスポーツ紙や情報番組に対して、森について触れないようにお触れを出したという。これにオートレースの所轄官庁である通産省(現・経産省)が激怒したというのである。
「通産省では『いったい何様だ!』との騒ぎになったとか。結局、『元SMAP』という肩書は森自身の希望もあって使わないことになりましたが、オートレースのテレビCMなどに森を出演させることは当然、何ら制限なく行われています。その経産省(旧通産省)では国内の産業推進という面から東京五輪を後押ししていますが、そこにジャニーズ事務所の入る隙間はないとの観測も根強いのです」(前出・週刊誌記者)
一方で元SMAP勢は森との固い絆をアピール。そもそも「72時間ホンネテレビ」(AbemaTV)に森が出演できたのも、オートレース側による多大な協力があったからと言われている。どうやら森を味方につけたことで元SMAP勢は、お役所も味方に付けることができたのかもしれない。
(金田麻有)