元SMAPの「新しい地図」が初の宝くじCMに出演だ。稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人は5月6日、宝くじ「ロト・ナンバーズ」の新CMキャラクター就任発表会に出席。それぞれ56(ゴロウ)、244(ツヨシ)、405(シンゴ)と名前にちなんだ数字がプリントされたパーカーに身を包み、数字選択式宝くじのロトとナンバーズをしっかりとアピールした。
彼ら3人がそろってCMに出演するのは、昨年9月のジャニーズ事務所退所以降では初めてのこと。すでにロト・ナンバーズの公式サイトでは「ロトもだち登場篇」と題したCM動画が配信されており、今後も掲載本数が増える予定だ。そんな3人のCM出演について広告代理店関係者はこう指摘する。
「これまでも飲料のCMなどに起用されてきた3人ですが、『ロト・ナンバーズ』のCMキャラクターに選ばれたことは重みが違います。今回の就任により彼らは、今年いっぱいはもちろん、来年以降も順風満帆な活躍が期待できると保証されたのも同然でしょう」
この3人に関しては独立当初から、ジャニーズ事務所への忖度が働くテレビ番組よりも、クライアントの意向が重視される広告分野のほうが活躍できる余地が大きいと言われてきた。中でも宝くじ関連のCMは特別な意味を持つという。
「宝くじは各都道府県や政令指定都市などが発売元となる公益性の高い事業で、お金に関わることもあってCMキャラクターの選定では一般的なCMよりも厳しい審査が行われます。契約期間もCMの放送期間を超えて長期にわたるのですが、これは出演者の不祥事が宝くじのイメージを損なわないようにするための安全策だそうです。そのためCMのオーディションを打診されたある芸能事務所では、『そんな先までタレントをコントロールできる自信がない』として、みずから断ったという話もあるほど。それゆえ今回のCM出演は、『新しい地図』の将来に広告業界がお墨付きを与えたも同然ですね」(前出・広告代理店関係者)
これで彼らのファンがこぞってロトやナンバーズを買ってくれれば、新しい地図を起用した側もニンマリではないだろうか。
(金田麻有)