11月30日放送の「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で、パーソナリティーを務めるお笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が、大泉洋について、ひとしきり苦言を呈した。
岡村は「昔はね、小さいナップサックで北海道から出てきて、『ご飯食べさせてくださいよぉ~』って言うてね、ご飯食べさせてきたんですけども。今や全国区になられて。で、映画もやられて、いろんなドラマや映画なんかもやってますからね。大泉洋さんには5000万、6000万くらいオゴってきましたから。そろそろ、お返ししていただいてもエエんちゃうかなって思ってますけど」と、声を荒らげた。続けて「汚いナップサックに、スープカレーだけ詰め込んで出てきて、『これしかないんですけども』って、シャバシャバなカレー渡してね。そんなんが今やね、すごいことになってますけども。だいぶオゴってきたんでね、そろそろお返ししてくださいよ、大泉君。お願いします」とダメ押ししたのだった。
岡村と大泉は古くからの知り合いで、いわゆる“メシ友”の関係だという。
「岡村は大泉を『芝居もうまいうえにお笑いもできる』と高く評価して非常にかわいがってきたんです。で、食事をねだられれば、大泉の希望するイタリアンだの焼肉だのに連れて行ってはオゴり続てきた。でも、大泉は『ごちそうさま』の言葉ひとつなく毎回、『オゴる』と口では言いながら、いざ支払いの時に値段を聞いてそれを撤回。いつも岡村がオゴる羽目になる。唯一オゴってもらった時も、2軒目で岡村がオゴった額のほうが高かったそうです。まあ、5000万円というのは冗談で、岡村がそれくらいオゴってあげた気分なんでしょうね。岡村も先輩に散々オゴってもらったおかげもあって今の自分があると身に染みてわかっていて、実際、今は後輩芸人に自由にオゴってあげられるようになった。自分がオゴってきたおかげもあり、大泉も主演映画、ドラマと大活躍しているのだから、と、大泉に文句の1つも言いたくなったのでは…」(芸能ライター)
とはいえ、大泉は飄々としているように見えるが、案外裏で人を立てるタイプ。芸能界の友人を聞かれると必ず岡村の名前をあげて絶賛するなど、気を使ってきた。自分が結婚する時も独身の岡村の心情を慮って事前連絡しなかったほど。苦言めいてはいたが、岡村は公開中の大泉主演映画「探偵はBARにいる3」に合わせて、岡村なりのエールを送りたかったのかもしれない。
(塩勢知央)