人気アイドルグループ「でんぱ組.inc」の極秘発表を、週刊少年ジャンプがバラしてしまった!? 去る12月30日のワンマンライブにて「サプライズ発表」されたメンバー2人の新規加入が、事前に情報漏洩していたというのである。
新メンバーの根本凪(虹のコンキスタドール)、そして鹿目凛(ベボガ!)の加入は完全シークレットで進められ、グループ側ではメンバー増員どころか、そのサプライズ発表があることさえいっさい匂わせない万全の体制を組んでいた。そんなシークレットがブチ壊された経緯について、アイドル誌のライターが語る。
「年明け発売の雑誌では事前に“7人体制のでんぱ組”を取材し、記事を用意していました。ところが1月4日発売の週刊少年ジャンプがあろうことか、12月29日に一部の販売店で『早売り』されてしまい、7人の晴れ着姿を含む記事が漏洩。それを見た一部のファンが根本や鹿目のシャツを着てワンマンライブに参戦し、記事漏洩を知らなかった他のファンもメンバー増員に気が付いてしまったのです。しかもジャンプの記事では4月4日の最新シングル発売も明かされており、極秘情報がワンマンランイブの直前に2つ同時にバレていた格好になっていたんです」
通常なら雑誌は発売日の前日に納品されるもの。ところがこの年末年始は12月30日~1月3日の5日間にわたって流通がストップしていたことから、ジャンプは前営業日となる12月29日に店着しており、“早売り”されてしまったのである。そんな出版界の事情などグループ側には関係ないわけだが、今回の情報漏洩に関しては意外にも怒りの声は聞こえてこないというのだ。
「でんぱ組サイドも怒るに怒れないというのが正直なところでしょう。というのも4月のシングル『Ψ発見伝!』は、週刊少年ジャンプに連載中の人気マンガ『斉木楠雄のΨ難』のアニメ版エンディングテーマですからね。しかもメンバーの夢眠ねむが11月30日に発表した著書『本の本:夢眠書店、はじめます』では、ジャンプ編集部への潜入取材を掲載するなど、でんぱ組は集英社と良好な関係を築いています。そんな蜜月っぷりゆえに今回の情報漏洩を問題視する態度はとれないのでしょう」(前出・アイドル誌ライター)
今回の情報漏洩はネット上のまとめサイトで大いにバズり、新メンバー追加に大きな注目が集まるという副次的な効果も生んでいた。ともあれ、でんぱ組のファンにとっては、新メンバー二人の活躍に期待したいところだろう。
(金田麻有)