1月18日に放送2000回を迎える朝の情報番組「朝生ワイド す・またん!」(読売テレビ系)が2000回記念の記者会見を1月15日、行った。MCの辛坊治郎キャスター、辛坊の相方を務める読売テレビの森たけしアナウンサーら出演者が勢揃いした。
番組は2010年3月29日にスタート、足かけ9年目になる。スタート前の記者会見では「とりあえず視聴率4%。何とか6%を目指したい」と控えめな目標を掲げていた辛坊。ところが、本人はもちろん、スタッフも驚く予想外の好視聴率を獲得、現在に至る。
「スタート時は、こんなに続くとは思いませんでした。当時では考えられなかったことが実現できているのは、見てくださっているみなさんのおかげです」と辛坊は感慨深げに感謝の言葉を述べた。記念日当日には、石井竜也と嘉門タツオが書き下ろしたオープニングテーマ「ハッピー!cematin(すまたん)」を出演者、スタッフ全員で踊るスペシャル企画を放送するというが、この会見で辛坊からギョッとするような発言が飛び出したのだ。
「辛坊は『私、YouTuberとしてデビューします』と高らかに宣言したんです。理由が、テレビ放送の地盤沈下だそうですが、高視聴率を取り、長寿番組化も夢ではない番組のMCが、こともあろうに『テレビの時代はいつまで続くのかと考えるようになった』とテレビの終焉を予想するような爆弾発言ですよ。駆けつけた報道陣も驚いていました。『辛坊の旅』のタイトルで、来月開始予定だといい、すでに機材を購入、アカウントも取得済み。『ゆくゆくは世界を旅して、紛争地なども巡り、私が撮影したものをみずから編集して公開したい。新しい媒体としてやってみたいと思います』と意気込んでいましたね」(芸能ライター)
ところが、第一弾に予定しているのが、何と昨年末から凝っている案件だという「鶏の丸焼き作り」。1からエンエンと撮り続けた力作であることを話した時、ようやく辛坊お得意の“手口”であることが判明した。
「話題作りで扱いを大きくしてもらおうという計算に違いありません。YouTuberは、あくまで余技で、中心はこれからもキャスター業でしょう。また大風呂敷を広げているなあ、という印象ですよ」(スポーツ紙記者)
かつて13年に辛坊はヨットでの太平洋横断に挑戦。クジラに衝突する事故に遭遇、途中断念した赤っ恥体験がある。大風呂敷の広げ過ぎはつまずくもとかも。
(塩勢知央)