まさに、黒柳徹子(87)は生きる伝説だ。テレビ女優第1号にして戦後最大のベストセラーの著者、そして同一司会者によるトーク番組最多放送回数の世界記録保持者‥‥。数々の称号を与えられても、まだ飽き足らないようで、新たな挑戦を始めようとしている。
「若いスタッフに『YouTubeの配信方法』や『再生回数の上がる動画』の傾向などを聞いてリサーチしています。本気で公式チャンネルを開設しようとしているんですよ」
と黒柳の「ユーチューバーデビュー計画」について明かすのは、テレビ朝日関係者だ。なにも大御所みずからリサーチしなくてもいいはずだが、これも衰えない好奇心のなせるワザ。黒柳の公式インスタグラムが、まさに好例だという。
「きっかけは、5年前に『徹子の部屋』(テレ朝系)にゲスト出演した福山雅治(51)に勧められたこと。本人が前のめりになり、昨年、同番組には人気ユーチューバーのフワちゃん(27)、ヒカキン(31)らが出演。動画配信がたびたび、テーマになりました。話を聞くうちに『YouTubeをやってみたい』と盛り上がったのでしょう」(芸能デスク)
また、昨年3月末から2カ月半にわたって、コロナ対策として「徹子の部屋」の収録が休止となった。それも黒柳を駆り立てる一因となったようだ。
「ステイホームを余儀なくされることは今後もありえる。なおさら、自分の家で撮影してみずから配信できるYouTubeへの関心は高まりました。自室からの配信となれば『リアル徹子の部屋』ですから、話題になること請け合いです」(前出・テレ朝関係者)
ただ、芸能人ユーチューバーの失敗例もある。インスタのフォロワー100万人超の黒柳とはいえ、苦戦する可能性も。
「それも承知していて、『何をやったら人気が出るのかしらね』と思案していました。そんな中、『秘伝のレシピ』を教えるという内容が検討されています」(前出・テレ朝関係者)
黒柳は芸能界でも屈指の料理名人。「ザ・ベストテン」(TBS系)で司会を務めていた際、出演歌手にふるまった手作りビスケットケーキのレシピが女性誌で紹介されるや、視聴者の間でブームになったことがある。再び「秘伝のレシピ」を公開する料理動画で再生回数の爆上げを狙うというのだ。
「昨年6月に開設された小林旭(82)のYouTube『マイトガイチャンネル』に先を越されたという思いがあって、『ただ自分が出演して話すだけではダメ』と、アニメやCGのキャラクターのアフレコに興味津々の様子です。『バーチャル黒柳徹子』が誕生する可能性も大いにありますよ」(前出・テレ朝関係者)
衝撃的な憶測も飛び出したが、
「早ければ今春にもユーチューバーデビューが実現するはず」(前出・テレ朝関係者)
今や人生100年時代。まだまだ黒柳は時流の最先端を突っ走るのだ。