「5時に夢中!」(TOKYO MX)の4月16日の放送に、フジテレビの伝説のアナウンサー、阿部知代が登場した。といっても出演者ではなく、見学者として。
番組MC・大島由香里の直属の先輩にあたる阿部アナ。2人で食事に行った際、「5時夢」に出ていただけませんかね、と大島がお願いしたところ、快く引き受けてくれたのだと。
ところが実際にはいろんな事情があって「出演は…(無理)」という話になり、「見学」に来てもらったと説明。阿部アナは昨年7月で定年を迎えたものの、8月以降も嘱託社員としてフジテレビに勤務している。さすがに他局の番組に出演するのはマズい、ということになったのかもしれない。
そんな事情を知っていながら、見学者の阿部アナをバッチリとカメラで捉える「5時夢」スタッフ。おかげで何十年ぶりかで彼女の姿を見ることができたが、かつてと変わらないスタイルだ。当時はイケイケだと思っていたが、自分の名前が出るたびに立ち上がってお辞儀をするなど、謙虚な姿勢に年月を感じた。バブル期の、まさにフジテレビがキラキラしていた時代の象徴ともいえる彼女が定年というのも感慨深い。
番組ではこの日、「フジテレビ『歴代最強女子アナ』を決めよう!」という「FRIDAY」の企画を取り上げたが、その結果は1位・高島彩、2位・近藤サト、3位・八木亜希子となった。
この記事を読んだ大島は、自分自身を「じゃないほう」と呼んでいたと言い、主流の「めざまし」ではなく報道担当だったと、自虐気味に語った。そして、
「私は完全に阿部知代さん派です」
阿部アナは後輩の披露宴に「上半身ほぼ出てますよ」というドレスで現れ、世間を仰天させたことがある。以降、背中パックリなドレスや、通常のニュースでも露出度高め、元祖セクシー系アナウンサー(といっても、あとに続く者はいまだ現れないが)として、視聴者を大いに楽しませてくれた。
「FRIDAY」には悪いが、「フジテレビ歴代最強女子アナ」No.1は、阿部知代一択だ!
(堀江南)