3月12日未明、ネット上で急上昇ワードなったワードに、全国から「何コレ?」「どゆこと?」など、様々な?マークが飛び交うこととなった。そのワードとは、「無料で」という意味の「フリー」に女性の胸を意味する言葉を付けたひと言。
騒動の発端は、同日、千葉県の高校1年の少女と、仲間の男性2人(18歳の高校3年生、23歳の会社員)が警視庁に都迷惑防止条例違反で書類送検されたこと。女子生徒は今年1月、バニーガール姿になり、ハチ公前広場で通行人の男女約20人に胸を触らせていた。前述の言葉が書かれたスケッチブックを掲げ、人が集まっているのに警視庁渋谷署員が気付き、事情を聴いていた。3人は「ユーチューバー」仲間だという。この報道を受け、くだんのひと言がたちまち話題になったのだ。
「検索してみて驚きました。渋谷のハチ公前広場で、話題のワードを書いたパネルを掲げた女子高生ぐらいの年齢とみられる女性が、ピンク色のセーターの上から次々通行人や集まってきた野次馬たちに胸を触らせているんですから。仲間とみられる男性が女性と一緒に胸を触るのを勧誘するように周囲に呼びかける音声も残されています。最初は遠慮がちにちょっとタッチするだけの“挑戦者”が多かったのが、徐々に大胆な触り方をする人が現れ、19人目の大柄の男性にネット民は騒然となったようです。男性は彼女の後ろに回り、背後から両胸をガシッとホールド。アノ行為の最中のように体も密着させ手を離さなくなった。彼の後からは、そんな触り方をマネする人が続出。結局、50人以上がこの女性の胸を“弄ぶ”展開になっていました。近くに交番もあるはずの場所ですが、さすがに見ていて『世も末』と言いたくなりましたね」(週刊誌記者)
しかし、この動画イコール「書類送検された女子高生」が流した動画ではない。女子高生は、警察に対し動機について「似たような動画が炎上した記憶があり、注目を浴びられると思った。投稿して広告収入を得ようと思った」と話していたが、動画自体は投稿されず、摘発によって未然に防がれた形のようだ。つまり、問題の動画は、女子高生が警察に動機として語った「似たような動画」のようで、それが依然視聴できる状態になっていたのだ。動画は昨年11月に撮られたようだが、ともあれ、動画を見た人たちからは「触った人たちも警察に呼ばれるべき」「異常な世界」「バカすぎて言葉がない」「親が見たらアゴが外れそう」など、同情の余地はないというのが総意。この動画についての当局の動きは3月16日現在報じられていない。あえて言いたくもないが、動画に関わった人間や、書類送検された3人は、広告料を稼ぐ前に“事件”になり得ることは想定もできかったのか。
(小机かをる)