フジテレビの田中大貴アナが4月末をもって退社すると、同局が3月19日に発表した。田中アナも「新たな世界へ向けて、信念を持って、人生のchapter2にトライできれば」とのコメントを出している。その田中アナの独立についてスポーツライターがささやく。
「彼は慶應義塾大学の野球部出身で、4年生の春リーグ戦でホームラン王になったこともある強打者。いわゆる『松坂世代』でソフトバンクの和田毅らが同期にあたり、慶大の先輩である巨人の高橋由伸監督とも親しいなど、野球界に幅広い人脈を持っています。2年後に迫った東京五輪では3大会ぶりに野球が正式種目に復帰しますし、田中アナがフリーアナとして引っ張りだこになるのは確実でしょう。本人は昨年3月末に『ユアタイム』を降板しており、その理由に金銭問題があるとの報道もありましたが、具体的には表面化していないことから、今回の独立に際しても障害はないはずです」
その田中アナと同期で野球では田中アナ以上の実績を残したのが、立教大学のエースとして東京六大学リーグ史上で3人しかいない完全試合を達成した、日本テレビの上重聡アナだ。その上重アナは田中アナの独立を見て、刺激を受けないのだろうか。
「上重アナも田中アナと同様に金銭問題が報じられましたが、彼の場合は大手企業の創業者から無利子で多額の融資を受けてマンションを購入していたことが発覚。さらに高級会社のベントレーを借りて出勤に使っていたことも明らかになり、謝罪に追い込まれた点が大きな違いです。この件が影響したのか、本人は昨年3月でのフリー転身を目論んでいたものの、どこの芸能事務所からも門前払いだったとか。『番組スポンサーの理解が得られない』ことが理由だったと言われています」(前出・スポーツライター)
その上重アナは2016年のリオ五輪で現地リポーターに内定しながらも、直前になって回避されたと言われている。その理由はスポンサー対策とされており、この調子では東京五輪でも中継アナの重責は任せてもらえないかもしれない。どうやら2年後には同期・田中アナの活躍を歯ぎしりしながら眺めているしかないようだ。
(金田麻有)